2006/11/24
ベトナム帰還兵アレン・ネルソン氏の講演会
ベトナム帰還兵のアレン・ネルソンさんの講演会に行ってきました。2005年の2月に続き、今回が2度目です。
初めてアレンさんの話を聞いた時は、アレンさんが語る本当の戦争に、ただただ圧倒されました。本当に死臭が漂ってくるような生々しさでした。
今日ももちろん本当の戦争のお話をしてくださいましたが、今回私の心に残ったのは、アレンさんが2005年の5月にベトナムを訪問された時のお話でした。
かつて18才のアレンさんが殺戮の限りを尽くした地、ベトナム。
そこにピースボートに乗って、38年ぶりにアレンさんは降り立ちました。
そして、アレンさんを迎えてくれたベトナムの人たちに心から謝ったのです。
ベトナムから帰還してから20年以上の間、アレンさんはPTSDに苦しめられていました。
「戦争だったから」とか「海兵隊の仕事は人を殺すことだったから」とか、そんな言い訳をずっと続けていたのです。でも、ある日、「そうじゃない。自分が殺したかったから、殺したんだ」とずっと封印してきた自分に気付いたそうです。「自分が殺そうと思わなければ、誰も殺さずにすんだんだ。」と。
そして、アレンさんはベトナムでしてきたことを正直に語り、謝罪したそうです。
その後、彼に訪れたものは心の平安だったそうです。
そして、私は強く思いました。
「もしも、ひとりひとりが戦争を正当化するような言い訳はやめて、自分に何も危害を与えたこともない人を、殺してしまうことは自分の罪なんだ思えたら、本当に戦争はこの世からなくなるんじゃないか」と。
ああ、私が感じた感動を、こんな乏しい言葉では言い表せません。皆さん、ぜひぜひアレンさんに直に会ってください。彼の声を聞いてください。そして平和への思いを共有してください。
講演会の後、私が企画させて貰っている講演会の事についてアレンさんと話しました。お話だけでなく、ココペリさんや堀越大二郎さんとライブセッションしていただけることになりました。とても楽しみです。
アレンさんの講演会を企画させて貰えることを、本当に光栄に思っています。
ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」
アレン・ネルソンさん講演会 & ピースライブ
●日時:2007年2月3日(土)14:00開場、14:30開演
●場所:神戸波止場町TEN×TEN(土間ホール)
詳細は「花と爆弾」HPまで
2006/11/11
イラクの平和のためにできること
アメリカ連邦議会の中間選挙も終わり、上院下院ともに野党・民主党が過半数の議席を獲得し、無謀なイラク戦争を引き起こしたブッシュ政権への不信任が明らかになりました。これからアメリカはイラクからの撤退の方法を模索していくことになるでしょう。
しかし、2003年のアメリカによるイラク侵攻以来、暴力と混沌の内に混乱を極めるイラクを、今度こそ国際社会が一致団結して、少なくとも治安の回復のために誠心誠意努力しなければならないと思います。
何か今!できることはないかと思っていろいろと探していましたら、こんな署名活動に巡り会いました。7月のレバノン侵攻時に引き続き、停戦のための署名をお願いいたします。
Ceasefire Campaign
(サイトは英文ですが、eメールアドレスと下の名前と苗字を入れて、国名を選択するだけで署名できます。)
以下、上記サイトに掲載されている英文の日本語訳(わかりやすいように意訳してあります)です。
☆アメリカの率いる有志連合軍のイラクからの撤退と、国際社会のより大きな貢献を求めて☆
サイトより嘆願書に署名をしてください。皆さんから寄せられた署名の数とともに、イラクからの撤退を求めるメッセージの広告を、アメリカとイギリスにおいて掲載します。
嘆願内容
アメリカ率いる有志連合軍が、イラクにおいて勝利を収めようと軍事活動を続けていることが、イラクを破壊し、そして内戦へと追いやっています。その混乱の中、毎月何千人ものイラク人が命を落としています。イラクで軍事的に勝利を収めることはあり得ず、また平和をもたらすために必要な合法性も初めから持ちあわせていなかったことを、有志連合軍は認めなければなりません。私たちは、有志連合軍が、イラクの平和と治安回復における国際社会のより大きな役割を認め、イラクから段階的に撤退することを、要求します。
アメリカ連邦議会の中間選挙も終わり、上院下院ともに野党・民主党が過半数の議席を獲得し、無謀なイラク戦争を引き起こしたブッシュ政権への不信任が明らかになりました。これからアメリカはイラクからの撤退の方法を模索していくことになるでしょう。
しかし、2003年のアメリカによるイラク侵攻以来、暴力と混沌の内に混乱を極めるイラクを、今度こそ国際社会が一致団結して、少なくとも治安の回復のために誠心誠意努力しなければならないと思います。
何か今!できることはないかと思っていろいろと探していましたら、こんな署名活動に巡り会いました。7月のレバノン侵攻時に引き続き、停戦のための署名をお願いいたします。
Ceasefire Campaign
(サイトは英文ですが、eメールアドレスと下の名前と苗字を入れて、国名を選択するだけで署名できます。)
以下、上記サイトに掲載されている英文の日本語訳(わかりやすいように意訳してあります)です。
☆アメリカの率いる有志連合軍のイラクからの撤退と、国際社会のより大きな貢献を求めて☆
サイトより嘆願書に署名をしてください。皆さんから寄せられた署名の数とともに、イラクからの撤退を求めるメッセージの広告を、アメリカとイギリスにおいて掲載します。
嘆願内容
アメリカ率いる有志連合軍が、イラクにおいて勝利を収めようと軍事活動を続けていることが、イラクを破壊し、そして内戦へと追いやっています。その混乱の中、毎月何千人ものイラク人が命を落としています。イラクで軍事的に勝利を収めることはあり得ず、また平和をもたらすために必要な合法性も初めから持ちあわせていなかったことを、有志連合軍は認めなければなりません。私たちは、有志連合軍が、イラクの平和と治安回復における国際社会のより大きな役割を認め、イラクから段階的に撤退することを、要求します。