2006/07/23

 
「テロとの戦い」との大義名分のもとに亡くなった、
すべての子どもたちにこの詩をささげます。


女の子は4才になったばかり
女の子の夢は
姉さんが大事にしている人形で遊ぶこと
その人形の金色の巻き毛は
光の中でキラキラと輝き
瞳は空のように澄んだ青で
赤いドレスはたくさんのフリルで飾られている

5才になったら
きっとあのお人形を抱かせてもらおう
それが女の子の夢
次のお誕生日には
お人形の髪の毛をといてあげよう

ある日の夜明け
空襲警報がなって
空から爆弾が降ってきた
そして女の子も、人形も、
女の子の小さな夢も
みんなみんな消えてしまった

『花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-』p.36


アムネスティの「イスラエル軍のレバノン攻撃に対する緊急アクション」サイトです。
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=505

2006/07/18

 
国際緊急嘆願書

日本では、あまりニュースにならないのだけれど、
2004年のイラクのファルージャでの虐殺と匹敵するような、米軍による暴力が今年4月からラマディを襲っています。

イラクのために活動を続けている高遠菜穂子さんのもとに送られてくる現地からのメールにも、米軍のイラク市民に容赦なく向けられる凄惨な暴力があふれていましたが、そんなメールを送ってくれていた青年のお兄さんが命を落とされたことに、高遠さんは大変心を痛められて、ブッシュ米大統領に向けて、国際緊急嘆願書を作成されました。

詳しくは、イラク・ホープ・ネットさんのHPをご覧くだいね。

署名サイトは英語サイトとなっていますが、
こちらのサイトを見てから行うと安心です。

それから、コメントも書きいられるようになっているのですが、カッコいいコメントで決めたいですよね☆
ということで、ちょっと考えてみました:)

Iraq needs helping hands, not arms.
(イラクは、武器ではなくて、手助けが必要です。)
 
武器は英語でarmsというのですが、「腕」っていう意味もあるから、「手」にかけてみました:)

よかったら、皆さん使ってください。

暴力の連鎖を希望の連鎖に変えるためにあなたの力を分けてください

2006/07/02

 

「勉強したい・・・でも、食べるために働かなくては」

勉強したいと願いながら、バザールの片隅で物を売るネパールの少女に出会ったのは、美術作家・佐野由美さんの「バザールの少女」という作品を通してでした。

ネパールの子どもたちのために何かできることをしたい・・・。単身ネパールに渡られ、貧困地区の小学校でボランティアで美術を教えていらした由美さん。バザールの路上で物売りをして生計を立てる少女の気持ちに寄り添って描かれた由美さんの作品を、彼女が主人公のドキュメンタリー映画「with・・・若き美術作家の生涯」の中に見つけた時、この絵の中に、由美さんの子どもたちへの願いや祈りが込められているような気がして、どうしても「花と爆弾・Mayuriiギャラリー」で多くの方に見て貰いたいと思いました。

そんな私の願いを叶えてくださったのは、由美さんのお母様の京子さん。本当に無理を言ってしまいましたが、素敵な額を用意してくださり、「複製だけど・・・」と恐縮されながら、「バザールの少女」の2作品をお貸しくださいました。

他にも、由美さんとネパールの子どもたちの写真や、由美さんが指導して子どもたちが制作した切り絵もお貸しくださいました。京子さんのご厚意で、子どもたちの希望と祈りにあふれた素晴らしい展示ができることを、心から感謝いたしております。


ひとりでも多くの方に見ていただけることを願っています。そして、見に来てくださった皆様を通して、由美さんの祈りが、世界中の学校に行けない子どもたちに届きますように。

「花と爆弾・Mayuriiギャラリー」
場所:神戸波止場町TEN×TEN 内「平和ミュージアム・Mayurri」
展示期間:2006年7月1日~7月31日
営業時間:11:00 ~ 19:00 (水曜休館)
入場無料

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