2009/01/22

 













ベトナム帰還兵・アレンネルソンさんとご縁のある方々へ

アメリカに黒人の大統領が誕生しましたね。
去年の秋、日本での講演中オバマ氏の大統領選挙での勝利を知り、
その誕生を心から喜び、未来に希望を深く感じていたネルソンさん。

しかし、アメリカへの帰国後、病気が発覚。
今は闘病生活を続けていらっしゃるそうです。

戦争のむごさを初めて直に語ってくれたネルソンさん。
ネルソンさんがベトナムで「戦争」という悪夢と戦っていた時は、何もできない子どもだったけれど、今、病と闘うネルソンさんを少しでも手助けさせてもらいたいと思っています。


ネルソンさんの通訳として全国を回られている平塚淳次郎氏から、以下のお知らせのネットでの公開を許可していただきました。

ネルソンさんにご縁のある方々にお伝えいただければ、幸いです。


**       転送歓迎                 **
アレン倒れる! 「多発性骨髄腫」 治療費カンパのお願い!
                  09年1月17日   
      アレンネルソン関西ネットワーク
                  代表 平塚淳次郎
                  事務局 竹内能忠

アレンネルソン氏が「多発性骨髄腫」というガンで「余命2~6ヶ月」とのメールを受け取りました。昨年秋の日本講演(10/1~12/4)からの帰国後、食欲不振、体重の減退が起こり、年初めよりキングス郡立病院に検査入院していました。この1月末からの講演日程も組まれていた中での衝撃でした。

1995年の沖縄での少女暴行事件を機に爆発した「沖縄の想い」に応えて、96年来沖したアレンは、自らの戦争体験に基づいて、その後全国各地で<命と平和の尊さ>についての揺るがぬ想いを、そして初代ネットワーク大畑豊氏に教えられて初めて知った「日本国憲法第九条」とそれを活かすべき日本国民の<人類史的役割>を語り続けてきました。

ご存知のようにアメリカには日本のような健康保険制度が無く、医療費は莫大にかかります。アレンの労苦に報いアネッタ夫人の苦境を支えるために、これまでのご縁をいただいた皆さんにご協力をお願いしたいのです。
下記のいずれかに振込みを願えれば幸いです。

 1三井住友銀行逆瀬川(サカセガワ)支店 
 4077520アレンネルソン関西ネットワーク世話人 平塚淳次郎

 2郵便振込口座 00930-3-264961竹内能忠(タケウチヨシタダ)


*アネッタ夫人からの通信(1/10付)の一部を紹介します
アレンのガンは彼がベトナムにいたときに起因しており、それは枯れ葉剤と関係している、ということです。体内に取り込まれた枯れ葉剤の毒は、何十年もかかって発病するのです。
 私は、ニューヨークとニュージャージーにいる私とアレンの友人たちと支援グループを立ち上げ、アメリカ政府にアレンの状況を訴えようと思います。ベトナム戦争だけでなく、第二次世界大戦、そしておそらくは朝鮮戦争でも、戦争に行った男たちの中にはこの多発性骨髄腫で苦しんでいる人がたくさんいます。フロリダにはサポートグループがあり、そこにはアレンのような経験をした人たちが多くいます。
アレンの担当医から、アレンが入院している病院の同じ階には、彼と同じガン患者があと五人いると聞きました。
 平和と政府補償、そして彼の治癒を求める闘いはまだ続きます。
どうか私たちの信念と希望が生き続けますように。
        アネッタより
**  転送ここまで      **






2007年に神戸でネルソンさんの講演会を開いた時の報告
ブログWords for peace 2007年2月4日の記事


初めてネルソンさんの講演会に行った時の感想
2005年2月7日の記事



ネルソンさんが講演の前に歌っていた魂の歌
「アメージング・グレース」
"Amazing Grace, how sweet the sound,
That saved a wretch like me....
I once was lost but now am found,
Was blind, but now, I see.

アメイジング・グレース
驚嘆するばかりの神の恵み・・・なんて甘美な響きなんだろう
神の恵みは私のような罪を犯した哀れな人間をも救ってくれた
かつて私は自分を見失って罪を重ねてしまったけれど
今は神の慈悲のおかげで、自分を取り戻せたんだ
かつては盲目のように何も見えず、わからなかったけど、
自分が何をしてしまったのか、今はわかるんだ

The Lord has promised good to me...
His word my hope secures.
He will my shield and portion be...
as long as life endures.

神はこんな私でも罪を償えると約束してくれた
神の言葉が私のこの希望をゆるぎないものにしてくれている
神は私の中にいてくれて、そして私を守ってくれる盾でもあるんだ
罪を背負った私でも、こうして語り続けて生きている限り、
神は私とともにいてくれるんだ

(意訳: 小橋かおる)


写真は、2007年に開催させてもらった講演会より。
左:「アメージング・グレース」を歌うネルソンさん。
右:講演の後のネルソンさんのはにかんだ笑顔。

2009/01/10

 

こいこいこい、福よ来い

「花と爆弾」挿絵原画展での今日のワークショップ、
寒い中をたくさんの方が参加してくださって、感激でした。

みんなでハラハラしながら、風船でうさぎやプードルを作って、
南京玉すだれにもチャレンジ☆

はくさんまさたかさんのデジュリドゥやホーミーにもみんな感動。


南京玉すだれの掛け声(?)

「こいこいこい、福よ来い。みんなのところに福よ来い」のフレーズが頭の中をぐるぐる回っています。


ほんとうに、世界中に福が来てほしいです。


写真は第1部の参加者の集合写真。
写真に撮るのは忘れちゃったんだけど^^
第2部は、学生から70代の方まで、さまざまな人が参加してくださって、すごくにぎやかで楽しかった


ワークショップはないけど、明日、明後日と在廊しておりますので、お近くにお越しのさいはぜひお立ち寄りください。




「花と爆弾」挿絵原画展 

●日時:2009年1月6日(火)~20日(火)
 無休12:00 ~ 20:00(最終日17:00) 
●場所:フェアートレード&アートスペース Liaison(阪急岡本駅すぐ)

●入場無料

2009/01/07

 
「花と爆弾」挿絵原画展 in 神戸・岡本

昨日から始まった「花と爆弾」挿絵原画展。
ありがたいことに神戸の地元局のサンテレビさんが初日の取材にきてくださり、私へのインタビューとともに、「ニュース・シグナル」という番組で紹介してくださいました。

小さな活動、小さな絵なのに、ほんとうに丁寧に撮影してくださって、とても素敵な映像でした。
インタビューでは、一番伝えたかったこと、「戦火の子どもたちに思いをはせてください。そして何かできることを見つけてください。」がしっかりと放送されていて、本当に嬉しかったです。

それでも言いたりなかったので、
ギャラリーに掲げる、ご来場の方々への挨拶文を書きました。

本当はもっと明るい文にしたかったのですが、今まさにガザで怯える子どもたちのことを思うと、どうしても哀しい文になってしまいました。。。


***     ***
ごあいさつ
降りそそぐ初春の日差しが目にまぶしい年明けとなりました。
一方、パレスチナのガザでは、去年末から続くイスラエル軍の侵攻により爆弾が降りそそぎ、子どもたちを含む多くの人々が犠牲になっています。

拙著「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」を上梓したのは2004年3月。2001年の同時多発テロを受けて始まった「対テロ」戦争の名のもと、空爆にさらされ傷つき命を落としていく何の罪もないアフガニスタンやイラクの子どもたちを目の当たりにし、いてもたってもいられない気持ちで自費で出版しました。

発射されたミサイルが目標物に命中する映像。
あの爆発の中で、何人の子どもが命を落としたことでしょう。
立ちのぼる黒煙の中で、
どれだけの小さな夢が失われていったことでしょう。

今も、
アフガニスタンで、イラクで、そしてガザで、
電気もこない街で、
戦闘機の爆音におびえ、
機銃掃射にさらされ、
親を失い、
多くの子どもたちが泣いています。

子どもたちが戦争で傷つくことのない世界を願う思いだけで描いた拙い鉛筆画と短歌ですが、どうぞゆっくりとご覧になってください。
そして、小さなことでも、あの子どもたちのためにできることを見つけてください。

暴力の連鎖を希望の連鎖に変えるために、あなたの力を分けてください。

2009年1月
「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」
著者 小橋かおる

***   ***


昨日来場してくださった方がメッセージを残してくださっていました。

--「花と爆弾」の絵と言葉から、平和を願う気持ちが心にずんずん響きました。--

小さな発信の場ですが、わずかなでも希望の光が戦火の子どもたちに届きますように。。。



「花と爆弾」挿絵原画展 

●日時:2009年1月6日(火)~20日(火)
 無休12:00 ~ 20:00(最終日17:00) 
●場所:フェアートレード&アートスペース Liaison(阪急岡本駅すぐ)

●入場無料

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