2007/12/27

 
素敵なカレンダー

先日は「花と爆弾」で支援させていただいている宝塚・アフガニスタン友好協会の西垣敬子さんから、素敵なカレンダーを頂きました。それは、この秋完成したアフガニスタンのナンガハル大学の女子寮の写真が掲載されたカレンダー。

西垣さんに初めてお会いしたのは、2003年の12月。 そのとき、「とっても無理だとは思うんだけど、地方の女子学生も安心して勉強できるように、女子寮を作りたいと思ってるの。」とおっしゃった。 そのときから、私にとっても女子寮建設は、いつか果たしたい夢となったのですが、一昨年ぐらいから話がトントン拍子に進んで、 今年7月に完成となり、この秋から女子学生が入寮を始めました。

その夢の女子寮がカレンダーになってるなんて、なんて素敵なことでしょう☆

西垣さんは支援された皆さんに本当に感謝されていて、ナンガハル大学女子寮建設費寄付者一覧というリストを作られて、女子寮に永久保存してもらうそうです。 そのリストの中には、「花と爆弾」の名もあります。

これは、本を買ってくださった方はもちろん、関連イベントに駆けつけてくださった方、コツコツ基金にご協力下さった方、皆さんのおかげです。

みなさんとのつながりが、アフガニスタンでこういう形になって残ることが本当に嬉しいです。

このカレンダーと寄付者リスト、 私にとっては、今年最後のそして最高のプレゼントとなりました。


カレンダーご希望の方はこちらで申し込めるそうです。
カレンダー「戦争を生きぬく女たち」

2007/12/16

 


昨日、京都まで「イラクの子どもを救う会」http://www.nowiraq.com/の西谷文和さんの「イラク報告会」に行ってきました。


驚いたのは、『分離壁』というものが米軍によって着々と建設されているという報告。
過激派の拠点と思われる街を壁によって囲い込んでしまい、住民の移動を管理しようという訳のわからない作戦(と呼べるのかな?)

現在囲い込まれたのはスンニ派の多く住む街だそうですが、次はシーア派の街を囲い込む予定だそう。。。


そして、囲い込まれた街の住民はどうなるかというと、
夜中に心臓発作におそわれても、翌朝にならないと病院にも行けない。
もちろん妊婦さんだって、夜中に産気づいても、翌朝まで病院に行けない。。。


そして適切な処置を受けられず、消えていく命。。。

こんなことを自分の街にされたら、どんなに悔しくて、不安で、恐ろしいことでしょう。




米軍はこれまでも、「テロリストがいる」との理由で居住区にも平気で空爆をしてきたけれど、
この分離壁も、今まで以上にイラクの人々の憤怒をかきたてることになるでしょう。




たまたま昨日ペシャワール会からの会報も届きました。
中村先生によると、アフガニスタン南部・東部諸州を中心にタリバン勢力の面の実行支配地域がすでにアフガン全土の半分を超え、欧米軍との間で戦闘規模が拡大しているとか。

首都カブールでも人口は500万人を超え、大半がその日の食にこと欠く避難民とみられ、一部区域の華美な風俗と余りに対照的、革命前夜を想起させ、一触即発の状態に誰もが不安を感じているとか。。。


「テロとの戦い」にアメリカを中心とした「国際社会」が奔走したこの6年・・・。
「国際社会」とイラク・アフガンの市民との間に、大きな大きな壁を作ってしまったようです。。。

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