2009/02/24
人が人をたすけるということ
22日に放送されたNHKスペシャル「菜の花畑の笑顔と銃弾」を見ました。
干ばつのアフガニスタンの大地を緑に戻すというペシャワール会の「緑の大地計画」の現地スタッフとして農業指導に従事し、昨年8月に銃弾に倒れた伊藤和也さんのアフガニスタンでの日々と、人々との交流の記録でした。
アフガニスタンはもともと国民の9割が農民で、伝統的に自給自足に近い生活を続けてきた人々の国。
生活を支えてきた大地は、戦乱と干ばつにより砂漠のような荒らされ、人々は難民となって土地を離れるか、また傭兵となって現金収入を得るかしか、生きる道はありません。
番組の中で、伊藤さんといっしょにサツマイモの育成と収穫に取り組んできたアフガン男性、アキル・シャーさんが言ってました。
「農作物が十分収穫できれば、
それでこの国の問題のほとんどは解決するんだよ。」
アフガニスタンの子どもたちがお腹をすかすことがないようにと、懸命に作物を育てていた伊藤さん。
伊藤さんの生き様が、人が人をたすけるとはどういうことかを、静かに語ってくれていました。
** NHKスペシャル「菜の花畑の笑顔と銃弾」の再放送の予定。 **
2009年2月26日(木)午前0時45分~1時34分(25日深夜)総合より
再放送の予定となっているそうです。
追記:伊藤和也さんの撮った写真の展覧会も各地で行われています。詳しくはペシャワール会のHPをご覧ください。
22日に放送されたNHKスペシャル「菜の花畑の笑顔と銃弾」を見ました。
干ばつのアフガニスタンの大地を緑に戻すというペシャワール会の「緑の大地計画」の現地スタッフとして農業指導に従事し、昨年8月に銃弾に倒れた伊藤和也さんのアフガニスタンでの日々と、人々との交流の記録でした。
アフガニスタンはもともと国民の9割が農民で、伝統的に自給自足に近い生活を続けてきた人々の国。
生活を支えてきた大地は、戦乱と干ばつにより砂漠のような荒らされ、人々は難民となって土地を離れるか、また傭兵となって現金収入を得るかしか、生きる道はありません。
番組の中で、伊藤さんといっしょにサツマイモの育成と収穫に取り組んできたアフガン男性、アキル・シャーさんが言ってました。
「農作物が十分収穫できれば、
それでこの国の問題のほとんどは解決するんだよ。」
アフガニスタンの子どもたちがお腹をすかすことがないようにと、懸命に作物を育てていた伊藤さん。
伊藤さんの生き様が、人が人をたすけるとはどういうことかを、静かに語ってくれていました。
** NHKスペシャル「菜の花畑の笑顔と銃弾」の再放送の予定。 **
2009年2月26日(木)午前0時45分~1時34分(25日深夜)総合より
再放送の予定となっているそうです。
追記:伊藤和也さんの撮った写真の展覧会も各地で行われています。詳しくはペシャワール会のHPをご覧ください。
2009/02/18
ネルソンさん、喜んでくれました
「多発性骨髄腫」を発症して余命半年の宣言を受けられたベトナム帰還兵のアレン・ネルソンさん。
治療費のカンパをお願いいたしておりましたが(詳しくは前の日記をどうぞご覧ください。)
ネルソンさんの通訳でネットワーク代表の平塚淳次郎さんから、第1次送金報告が届きました。
なんと、2月15日現在で、全国からの寄付金は400万円を突破したそうです!
ネルソンさんの奥様からのお手紙を少しご紹介させてもらいますね。
** 2/1付 アネッタさんの通信 **
アレン支援ネットワーク、そして日本と沖縄のすべての方々にお礼を申し上げます。 あらゆる人に希望のメッセージを届けようと人生を費やしてきた一人の人間の窮地に、みなさんがこれほどまでに応えてくださったことを感謝いたします。
(中略)
みなさんが示して下さった愛を表現する言葉は見つかりませんが、祈りながら言葉にしています。ギリシャ語に愛を意味するアガペという言葉がありますが、これはロマンチックな愛ではなく、神の愛を意味します。みなさんがしてくださったことは、このアガペの実行だと思います。神の愛の現れです。・・・
(中略)
神はなんと愛に満ちてやさしいのでしょう。宇宙はなんと思いやりにあふれているのでしょう。異なる名前でどう呼ぼうとも、すべてのものが属するその偉大な存在の使い手に、みなさんがなってくださったことを本当に感謝します。
** **
みなさんもご存じのとおり、アメリカでの治療費は高額です。
そのうえ、退役兵士に対する「賠償金」を受け取るのにもその審査に6ヶ月はかかると言われたそうで、ネルソンさんはとても落ち込んでいたらしいのですが、日本からのカンパが届き、とても感謝されていたそうです。
一番困ってるときに、少しでもお役に立てて、
ほんとうに、よかったです。
ご協力してくださったみなさん、ありがとうございました。
でも、まだまだ治療は続きます。
ご支援いただける方は、下記にお届けください。
1 三井住友銀行逆瀬川(サカセガワ)支店
4077520アレンネルソン関西ネットワーク世話人 平塚淳次郎
2 郵便振込口座 00930-3-264961竹内能忠(タケウチヨシタダ)
よろしくお願いいたします。
写真は、神戸で開催したネルソンさんの講演会の模様です。
2009/02/09
行動は愛
昨日の2月8日、アフガニスタンで井戸掘り支援をされたことのあるフリー・カメラマン前田真吹さんのお話会に参加しました。
前田さんとアフガニスタンの出会いは、2004年。あるドキュメンタリー映画の撮影スタッフとしてアフガニスタンに行かれて、それまで知らなかったアフガニスタンの過酷な状況、それでも明るい子どもたちの瞳に感銘を受け、帰国されてから、「何かしなくちゃ」と居ても立ってもいられなくなり、クッキーを作りそれを売ってアフガニスタンに井戸を作ろうと思い立ち、JR神戸駅近くに立ち始められたそうです。
目に入った人に「私アフガニスタンに行ってきたんです。」と声をかけ、自分の見たアフガニスタンを一生懸命に伝えたそうです。そしてたくさんの方が賛同してくれて、100万円が貯まり、そのお金を持って2005年にアフガニスタンに戻り、井戸を二つ掘ることができたそうです。
すごいと思いませんか?
「何かしなくちゃ」と思っても、なかなか行動まで起こせないものですよね。
何をしたらいいのか、どうしたらいいのかもわからない・・・と思っているうちに、尻込みしてしまうものですよね。手探りでも行動を起こしてしまうのが、前田さんのすごいところだと思いました。
今、「アフガニスタンで、今、起こっていること」と題してトークライブを全国で行っている彼女ですが、それも、去年の8月ペシャワール会のアフガニスタン現地スタッフであった伊藤さんが亡くなったことをきっかけにして、「何かしなくちゃ」と思いたたれたからだそうです。
前田さんに教えてもらったのですが、マザー・テレサは「行動は愛」とおっしゃったそうです。
思いを行動に移すことができるのは、アフガニスタンの子どもたちへのあふれる愛の証なんだなと、深く納得しました。
素敵な女性との出会いに感謝の1日でした☆
写真は前田真吹さんが撮られたアフガニスタンの子どもたちです。