2007/05/19

 
画集・カブールの幽霊展 vol.1

この国では、だれも年をとらない
だって、みんな死んでるんだもの
いつまでつづくのだろう、こんなこと?
ボクの心の中は真っ赤な血でいっぱいだ
たとえ、吊されたって、ボクは詩を書きつづけてやる
そしてページというページに
ボクの言葉を塗りつづけてやる

「物語・カブールの幽霊」第1巻 p.3


アフガニスタン・カブールの子どもたちが一番怖いもの、それは「幽霊」。子どもたちが描く幽霊とはいったいどんなものなのか?
戦争の傷を深く心に刻んだ子どもたちが、その恐怖を乗り越えて描いた絵と綴った言葉。
「カブールの幽霊」を制作されたNPO法人Like Water Press さんのご協力を得て、今月より、子どもたちの描いた幽霊の絵と言葉をTEN×TEN「平和ミュージアム」にて、少しずつご紹介させていただくことになりました。神戸にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。


☆★「花と爆弾」Mayuriギャラリー 5月の作品
画集・「カブールの幽霊」展 vol. 1
アーティスト: アフガニスタンの子どもたち
協力:NPO法人Like Water Press

●開催期間: 2007年5/11(金)~6/5(火) 水曜定休
場所:神戸波止場町TEN×TEN
「平和ミュージアム・Mayuri」

2007/05/03

 
清々しい人

今日は、「花と爆弾」でも支援させてもらっているペシャワール会
の中村哲先生の講演会に行ってきました。講演会参加はもう3回目ぐらいになりますが、中村先生のお話をお聞きすると、本当に清々しい気分になりますし、とても自信を持たせてくれます。

あの清々しさは、中村先生の生き様、すなわちあるがままを受け入れて、そしてできることをしていくという自然体からくるのかもしれません。まるでアフガニスタンに聳えるヒンドゥークシュ山脈の雪解け水のような清らかさを感じます。

自信を持たせてくれるのは、私がいつも心がけている事を、先生も言ってくれるから。

「自分と違うというだけで、善悪や優劣などをつけて判断してはいけない」
その文化・風習を受け入れて、できるだけのことをする」
「故郷で、家族と共に平和に暮らすことは、人類共通の願い」

ペシャワール会が2003年から始めた「緑の大地計画」は、第1期工事を完了し、この水路のお陰で、12万人分の消費量にあたる毎年2万トンの小麦の生産が確保できるようになったとの事です。4月23日に着工した第2期工事が完成すると、20万人の食糧にあたる小麦が生産できるそうです。

他にもたくさん、日本のメディアでは知ることのできない、アフガニスタンの人々にまつわるお話をしてくださいました。本当に楽しくて、気持ちのいいお話です。


日本各地で中村先生の講演会が予定されているようです。
ご都合よろしければ、ぜひ清流のような中村先生を直に感じてみてください。
講演会スケジュール 

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