2005/01/31

 
HEARTBEAT PARTY!
インド洋沿岸大津波被災者支援のためのチャリティー・パーティーは大成功でした!


昨夜(1/29)、神戸ベイ・シェラトンホテルのスポーツパブ「アリーナ」で、チャリティ・パーティーが開催されました。主催のWillis氏も私もいったいどれぐらいの人が来てくれるのか、まったく見当もつかない状態でその日を迎えましたが、ボランティアで参加を表明してくださるミュージシャンの方も多く、かなりの人出を期待してはいました。
どきどきしながら開場の6時を迎えましたが、10分ほど過ぎた頃から、ぞくぞくと参加者がやってきてくれて、7時の段階では、もう座るところがないほどになり、ライブが始まるころには、入場制限で30分待ちという状況!本当にありがたいことに、想像を絶する大盛況となりました。

皆様からの寄付金も相当のもので、プラスチックの衣装ケースを賽銭箱のようにして、そこに入れてもらいました(最初用意していた小さなboxでは全く足りなくなってしまったんです)。そして、寄付をしていただいた皆様には、CODE海外災害援助市民センターがご提供くださった「まけないぞう」という震災復興マスコットをお渡ししました。神戸の方ならご存じの方が多いとは思いますが、1995年阪神・淡路大震災以降、被災者支援「生きがい仕事づくり」として「まけないぞう」は生まれました。今回のパーティーの趣旨にご賛同くださり、マスコットを100個も提供してくださったCODEの皆様のお心遣いに本当に感激しました。参加者の方々もとても喜んでいただけましたし、深く感謝しています。

ライブもとても盛り上がり、9時を過ぎたころには、狭い空間を精一杯活用して多くの人が踊りだし(私の学生たちが一番ノッていたようですが)、ほんとうにパーティーを楽しんでもらっていたようで、主催者のひとりとしては、参加してくださったミュージシャンの方すべてにたいへん感謝しています。

最終的にはパーティー参加者は200人をはるかに越え、寄付金も34万円ほど集まりました。
また会場で販売させていただいていた『花と爆弾』も好評で、この夜の本の収益の三分の一を「賽銭箱」に入れさせてもらいました(もちろん残りはいつものように、アフガンとイラクの子どもたちのために使います)。すべての寄付金はお知らせしていましたとおり、明日にも5つの団体に均等に寄付させることになっています(オックスファムは募金を停止したそうですので、CHCVTという津波の被害を受けた子どもたちを支援するために、スリランカのコロンボにある外国人学校が設置したNGOに寄付します。共催のカナディアン・アカデミーも支援している団体です。)

会場を提供してくださった「アリーナ」のマネージャーMark Robinson氏と司会をしてくれたAlan、それから「アリーナ」のスタッフの皆様にもたいへん感謝しています。

パーティは無事終わりましたが、Friends of LAFTI はまだまだ寄付を受け付けています。もしもご賛同いただければ、下記口座に浄財をお寄せください。
Tsunami Relief Fund
普通口座 339 3324562
三井住友銀行 六甲アイランド出張所

最後に、今回参加してくださったJazz singer Harvey Thompsonさんのコンサートの宣伝を。とてもやさしい歌声のHarveyさんですが、昨日は少しマイクの調子がよくなくて、たいへんご迷惑をおかけしました。もっと聞きたい!と思われる方は(わたしもそのひとりですが)、3月12日の梅田JAZZ ON TOPでのライブをご満喫ください。詳しくは、JAZZ ON TOP またはHareyさんのHPまで。

2005/01/15

 
前回のWords for Peaceで「大津波で被災された方々のために、できることがみつかれば、精一杯お手伝いをしていきたい」と書かせていただきましたが、その後すぐに、『花と爆弾』の英文校閲を担当してくださったDavid. B. Willis氏からご連絡をいただきました。

Willis氏は70年代に教師としてインド南部に滞在していたご経験があり、その頃から現地の慈善団体LAFTIと共に、貧困に苦しむ人々の支援活動をしてこられました。来月2月にはWillis氏自ら以前の滞在地、また今回の津波の被災地でもあるインド南部のナガパティナムにおもむき直接支援をされると聞き、Willis氏のお手伝いをすることで、津波の被害に遭われた方々のために少しでも役に立つことができると思い、Willis氏から手伝ってくれないかと頼まれた時には、その要請にとても感謝しました。

そのお手伝いの一つが、今からご紹介するチャリティー・パーティです。とても気軽で楽しいパーティーになりそうです。ご都合がよろしければ、是非是非お立ち寄りくださいね。
また、パーティには来られないけれど、直接支援の寄付をご希望の方は、こちらの口座をご利用ください。お寄せいただいた浄財は全てLAFTIに寄付されます。
振込先:
Tsunami Relief Fund
普通口座 339 3324562
三井住友銀行 六甲アイランド出張所

以下、パーティのお知らせです。転送大歓迎です!
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♪♪♪HEARTBEAT PARTY!♪♪♪
インド洋沿岸津波被災者支援のためのチャリティー・パーティ-

大津波による被災者の支援と被災地の一日も早い復興を願い
楽しい音楽のあふれる国際支援の夕べをお楽しみください

'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・:・'゜:・'゜★。.
日時: 1月29日(土) 18:00 - 23:00
場所: 神戸ベイシェラトン・ホテル1F スポーツパブ `アリーナ’
   (神戸六甲アイランド:六甲ライナー線アイランドセンター駅から徒歩1分。)

入場無料: 津波被災者支援のための寄付をお願いいたします。
被災地のインドでは、米1キロが30円で、レンガひとつが
5円で購入できます。少しの金額でも現地では大きな力と
なりますので、よろしくお願いします。
♪♪♪
ライブ: Harvey Thompson, Mike Stanton-Rich, Joe Wade, Anna & Andrew Gholston, Geoffrey Gems, Cosmo, 神田修作,秋元慎,ジョシュ大塚 & 勝木てつよし,
Adam Tucker, 大谷龍一郎 and Friends.
フード&ドリンク: スポーツパブ `アリーナ’にて
各自オーダーして下さい。
♪ご家族、お友達もお誘いのうえ、お気軽にご参加ください。♪

'゜★。パーティで集められた寄付金の全額は、'゜★。
'゜★。均等に以下のNGOに送られます。'゜★。
ユニセフ
サルボダヤ(スリランカ最大のコミュニティー・ネットワークをもつNGO)
オックスファム(英国に本拠をおき、被災地域全体で活動するNGO)
ハビタット(国連人間居住計画)
LAFTI(南インドで慈善活動を行っているNGO)

主催:Friends of LAFTI (LAFTIの仲間たち)
共催:P&G, Canadian Academy, Kansai Time Out, CHIC, FBC, Oz Travel, Price Club, ALANN, Kansai Canadian Association, Royal Society of St. George in the Kansai,
George Washington Society, 神戸国際協力交流センター

連絡先: David B. Willis dwillis108@yahoo.com
小橋かおる(「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ」著者)
kaorukobashi@hotmail.com

2005/01/04

 
あけましておめでとうございます。
先月26日に発生したインド洋沿岸地域への大津波の被害報告は、時が経つにつれて甚大なものになっています。ニュースを見るたびに、被害の大きさに驚くばかりの新年となってしまいました。あまりに大規模な被害に、いったい何をどうすればいいのか見当もつかない私ですが、できることがみつかれば、精一杯お手伝いをしていきたいと思っています。

そんな途方にくれていた大晦日に、とても素敵な写真とお手紙が私のもとに届きました。12月18日付けのWords for Peaceでもご紹介いたしました宝塚・アフガニスタン友好協会の西垣さんが、『花と爆弾』を手に英語を勉強している高校生たちの写真を大きく引き伸ばして、お送りくださったのです。同封されていたお手紙の西垣さんの言葉にとても勇気づけられたので、少しご紹介させていただきますね。

アルブハリの高校生たちの写真を同封いたします。声に出して読んでくれた少年もいました。本の装丁の美しさや、絵もかれらにとっては魅力的だったようです。小橋さんのメッセージが少年たちの頭に残って、確実に伝わっていると信じます。

いつかアフガニスタンに埋まっている地雷がすべて撤去されて、ケシの花ではなくチューリップの花が咲き乱れて、子どもたちが何の心配もなく花畑を走りまわれるような、そんなアフガニスタンを取り戻してもらえたらと強く願っています。アフガニスタンの復興を担う少年たちの頭の片隅に、私の願いが詩という形で残っていてくれたら、本当にこんなに嬉しいことはありません。

インド洋沿岸の津波被害にイラクの惨状と、本当に心の痛むことの多い世界ですが、復興への一歩を踏み出したばかりのアフガニスタンが、以前のような緑にあふれた平和な国に戻るまで、微力ながらもお手伝いを続けていきます。今日は、復興への願いを込めて、『花と爆弾』からの短歌で終わりますね。

春の野に対人地雷の球根がチューリップの花とりどり咲かす

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