2016/02/23

 

アーニーさんのお話を聞く@猫の日


原発技術専門家のアーニー・ガンダーセンさんのお話を聞いてきました。短い時間で通訳を介してだったので、あまり深くはお話できなかったと思いますが、印象に残ったことを少し。
 
ひとつめ:原発の安全基準を厳しくしたというが、それは紙面上だけ。
ガンダーセンさんが説明にあげた例え話は・・・、

-私が車の設計者だとして、時速200キロで走車を注文されたとすると、安全性を担保するために余裕を持って250キロで走れるぐらいの設計して車を作る。さて、設計も車も変わっていないが、ある日「この車は時速225キロで走っても安全な基準で作ってある」と発表される。-

 原発の「新基準」のコンセプトがよくわかりますね^^
 
 
ふたつめ:日本の原発はほとんどがGEの設計で、アメリカにもほぼ同じモデルが22基あるが、そのGEのCEO(だったかな?)が1961年に行った言葉。
「人々を守るための基準を満たすような原発を設計しなけらばならないのなら、GEは原発から撤退する。」
すなわち、安全性のために、経済性を犠牲にできないということ。その顛末が、2011年に福島第一原発事故(=_=)

高浜原発も同じモデルである。そして何よりも危険なのは、「老朽化」。


みっつめ:(これは、リーパーさんの発言ですが)放射能の危険性は、直感でしかわからない。自分の直感に従って行動する大切さを教えてくれるのが放射能なのかもしれない。


主催がコープこうべさん、神戸YMCAさん、ユニセフさんだったので、ほんとうに一般の方を対象にしたイベントだったと思います。これを機会に、新聞やテレビの報道を、少し違う角度から、自分の直感も活かしながら、見てくれる人が増えたらいいなぁと思いました。

参加したイベント
★『未来を創るピースフォーラム 
海外から見た日本-福島原発事故-わたしたちのくらし』
日時:2月22日(月)10:00~12:30
ところ:コープこうべ生活文化センター 第3会議室
ゲスト:
スティーブン・リーパーさん(前 広島平和文化センター理事長)
アーニー・ガンダーセンさん(原子力発電技術専門家)
詳細:http://www.kobe.coop.or.jp/news/detail.php?id=88887

★フォーラムをIWJさんの動画でご覧いただけます。
http://www.ustream.tv/recorded/83528312
猫の日のイベントだったので、お気に入りの猫の写真をアップ♪

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