2005/08/22

 


昨日は、宝塚・アフガニスタン友好協会の創立11周年記念パーティにお招きいただきました。こちらでも何回もご紹介させていただいていますが、西垣敬子さんがひとりで設立されて、ひとりでアフガニスタンへ渡り支援をされているNGO。でも、その裏には、たくさんのお友達の協力と善意があったことを、今日のパーティで実感させていただきました。

西垣さん自ら作られたパキスタン風カレーの数々、アフガニスタンのお友達が作られたナンやアフガンスィート、その他たくさんの手作りのお料理がならんだ会場には、本当にたくさんの方がいらっしゃいました。

私はかなり早くから会場入りして、少しだけお手伝いさせていただいたので、いろんな方とゆっくりお話することができました。まずは、4人連れだってやってきた、アフガニスタンからの留学生。現在、神戸大、大阪外大などで日本語と格闘しながら、国際法や、栄養学などを勉強されているということ。20才前後の若者で、みんなとっても笑顔がかわいい!アフガニスタンのこともいろいろ教えてもらいました。

そして、しばらくしてちょっと大柄な男性陣がやってきました。おお、『アフガン零年』のバルマク監督!たまたま東京のNGOに招かれて日本にいらしていたそうですが、このパーティのために宝塚までやってきてくれたそうです。私は勇気を振り絞って(?)、図々しくもツーショットで写真を撮っていただき、また図々しくも『花と爆弾』にサインをしていただき、私のサイン入りの『花と爆弾』も差し上げました。とても気さくな、温かい感じの方で、なんだか以前からの知り合いのような気にさせてくれる素敵な方でした。

他にもたくさんの著名人、NGO関係の方がいらっしゃいましたが、皆さんと気軽に話ができるとても楽しいパーティでした。それもこれも、西垣さんのお人柄がなせるワザかな~。

ちなみに、昨日20日は西垣さんの古希のお誕生日であったとのこと!これからもどんどんアフガニスタンに赴き、直接支援を行っていくとの決意表明(?)に、私もどんどん活動をして、西垣さんのお手伝いをさせていただきたいと思いました。
70才になっても、あの若々しさと行動力!目標にします。

写真は、バルマク監督、西垣敬子さん、そして私です。

2005/08/07

 
8月6日ですね。
テレビでは、広島や長崎の原爆資料館がよく取り上げられていますが、ここ数年、この時期になると思い出す、博物館職員の女性がいます。彼女が勤めるのは、アメリカ国立原子力博物館(NAM)。

数年前新聞で、この博物館では、広島・長崎に落とされた原子爆弾「リトル・ボーイ」と「ファット・マン」をかたどったイヤリングがお土産ショップで販売されていると知りました。

その記事を読むなり、戦慄を感じた私は、いてもたってもいられなくなり、すぐさまインターネットでサイトを検索し、本当にショップでそんなものを売っているのか調べました。・・・・ありました。原子爆弾のイヤリングが・・・。

アメリカでは、「原子爆弾」は科学の結集であって、人類の新たなる夜明けをもたらしたとの考えが主流です。もちろん広島・長崎の原爆投下に罪悪感を感じるアメリカ人は少数派です。それは以前から知っていましたが、いくらなんでも、一瞬にして、20万人以上の命を奪った爆弾をイヤリングにするなんて。

私は、すぐさまメールを書きました。できるだけ冷静に(内心は煮えくり返っていたけど:)、広島・長崎の惨状を客観的に、相手にわかるように、書きました。

そして、他にはアドレスが書いてなかったので、サイトの最後に書いてあった「HP管理人」にそのメールを送りました。自分でも、管理人に送ってもな~と苦笑しながら。

すると翌日、その管理人の女性から返事が来ていました。「このイヤリングでそれほど心を痛めている人がいるとは知らなかった。私にはどうすることもできないけど、他の職員にあなたのメールを転送した」と。それから何通かやりとりをして・・・、

1週間が経ったころ、再びその女性からのメールがきました。「あのイヤリングはショップから撤去されることになりました。あなたの他にもいろいろ苦情がよせられて、博物館で協議した結果、撤去が決まったのです。早くお知らせしようと思って・・・」

こんなハッピーエンドは本当に希ですが、原子力を肯定する博物館の職員が、私とともに、イヤリングの撤去を喜んでくれた。

話しあえばわかりあえることは多いのではないかなと、実感させてもらった、ある夏の出来事でした。

2005/08/02

 
7月はとても哀しい別れがありましたが、また同時に素敵な出会いに恵まれた月でもありました。「花と爆弾」の支援者の皆さんが、つぎつぎと取り扱い店を探してきてくださったのです。7月だけで、芦屋に1軒、大阪市内に5軒、堺市に1軒のお店が、新たに『花と爆弾』を扱ってくださることになりました。「花と爆弾」HPのトップページ、本の表紙の横にある「取り扱い店一覧」をクリックしていただくと、リンクと共に、少しお店の説明をさせていただいておりますので、どうぞご覧ください。

本格的に夏休みになり、時間に余裕ができてきましたので、先日お店を紹介してくれた友人と一緒に、大阪空堀商店街に遊びに行ってきました。こちらは町の再生プロジェクトが進んでいて、萌・練・惣と呼ばれる古い長屋やお屋敷を利用した和みの新スポットが続々と誕生しています。また偶然が重なって、この界隈のお店が4軒も『花と爆弾』を取り扱って下さることになりました。空堀探索の1日をご紹介しましょう。

まず、友人と「風の森」というお店を紹介してくださったNさんと梅田で待ち合わせて、地下鉄谷町線に乗り、谷町6丁目で下車しました。初めての谷町!神戸の人間は、大阪といっても梅田止まりのことが多いので、友人とともに少しワクワク。

まず、Nさんのお友達が運営なさっている「風の森」へ。こちらは萌2Fにある多国籍アート雑貨の店で、アジアンな手作り雑貨がとてもおしゃれに飾られたお店でした。皆それぞれにお気に入りのアクセサリーを見つけて、買わしていただきましたが、私はラピスラズリと銀の指輪。とってもシンプルでカワイイ指輪が、なんと1000円!とっても得した気分です。皆さんもぜひお立ち寄りを!ちなみに『花と爆弾』はレジの真ん前に置いてくださっていますので、こちらもお忘れなく:)

ココペリのマルコさんがよくライブをされるお店にも『花と爆弾』を販売してもらっているのですが、空堀商店街の地図を見て、「あれ~?他にもこの近くに取り扱い店があるのかも」とようやく気が付いて、皆で他のお店にも行ってみることに。

古い街並みを長めながらしばらく歩くと、とっても古いお屋敷の一角に「おばや」の看板が。「あ、ここも取り扱ってくれてるお店だよ。カレーが美味しいんだって」と言いながら、お店の玄関までいくと、残念!臨時休業!でも、ガラス越しに中を覗くと、『花と爆弾』がとっても目立つところに飾られていました。「おばや」さん、ありがとう!

このお屋敷は練と呼ばれていて、昔はお医者さんのお家だったそうでとても素晴らしい建築物です。改装された中には、もう1軒マルコさんから紹介されたお店がありました。素敵な青年マスターが、なんとも無国籍な空間とひとときを提供してくれる、本も読めるカフェ「楽」。お屋敷の裏庭に大きく張り出した木のテラスがとても素敵なお店。暑い中を歩いてきた私たちは、素敵なマスターとお店に出会ったことを祝して、昼間からビールで乾杯!夜はライブもされています。8月は14日がいつもお世話になっている、ディジュリドゥー奏者はくさんまさたかさん、19日はマルコさんが出演されますので、お近くの方は、ぜひどうぞ!

「それでは、惣にもいって、萌・練・惣を全て制覇しましょう」、ということで、最後は惣に向かいました。するとそこにも聞いたことのあるお店の看板が!惣のお向かいにパブ・デッシャロ。残念ながらまだ準備中でしたが、こちらも『花と爆弾』のチラシを貼って、販売してくださっていましたよ。

すっかり歩き疲れた私たちは、惣1Fのカフェに入り、こんどは大人しく(?)アイスティーを飲みました。帰りは空堀商店街を通って、昔ながらの魚屋さんや八百屋さんの売り込みの声を聞きながら、とても懐かしく、心温まるような気分を満喫しました。

空堀界隈って、本当に素敵な町ですよ。関西にお住いの方は、ぜひ一度遊びに行ってみてください。

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